マレーシアで車の購入|レンタカー|車の売却|自動車保険のこと
更新日:2024年6月21日
「マレーシアで車を買うにはどうすればいいの?」「車の買い方を教えてほしい」「車を買った後のメンテナンスはどうすればいいのでしょうか?」マレーシアで新車の購入、レンタカー、売却などをお考えの方からよくいただくご質問に専門家がずばりお答えいたします。
インタビューにお応えいただいた車の専門家
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よくいただくご質問(マレーシアで車の購入について)
- マレーシア、クアラルンプールでは車は必要ですか?
- 車を買うのとレンタカーと、どちらがお得ですか?
- 車の値段について、いくらくらいで買えますか?
- クアラルンプールのどこで車を買えますか?
- マレーシアで人気の車種、モデルは何ですか?
- 車の購入に必要な書類はなんですか?
- 車を購入するときに運転免許証は必要ですか?
- マレーシアの自動車保険は必要ですか?
- 日本での無事故割引(NCD:ノンクレームディスカウント)は適用されますか?
- どの自動車保険会社がおすすめですか?
- 自動車保険とロードタックス(道路税)更新の方法は?
- 日本から車の購入費用の送金方法は?
- 駐車場、車庫証明は必要ですか?
- マレーシアの中古車価格は高いと聞きますが、売却時の価格はどれくらいになるのでしょうか?
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よくいただくご質問(マレーシアで車の購入後のメンテナンスなど)
クアラルンプールでのお問い合わせ先
- 経験豊富な専門家が車の購入、レンタル、売却、保険加入などをクアラルンプール在住の担当者が現地密着でサポートいたします。お問い合わせフォームからお問い合わせください。
マレーシア、クアラルンプールでは自家用車は必要ですか?
マレーシア、クアラルンプールで生活をしている人が口を揃えていうこと、それはクアラルンプールで暮らすほとんどの方にとって自家用車が必需品ということです。一般的なマレーシア人の家庭では、一家に一台自家用車ではなく、家族の人数分の自家用車を保有しています。
マレーシアでは、車の移動を優先した街づくりが行われています。そのため、歩道や自転車道などが少なく、車がなければ生活しにくい環境なのです。 マレーシアの大都市に走る公共交通機関は、実は便利なのは市内の一部だけ。一歩郊外に出てしまえば、その駅に行くのさえ車が必要といった始末です。
子供がいる家庭、学校への送迎、お買い物、通勤、どの場面でも必要になってくる車。
このページでは、車の購入からモデル選び、メンテナンスや売却までの様々な疑問、質問に車のプロが回答させて頂きます。 もちろん、Grabや公共交通機関のみでの行動も出来なくはないかもしれませんが、このコロナの後、安全に生活して行く上では、やはり自家用車は必要になってくる傾向があります。
よくいただくご質問(マレーシアで車の購入について)
車を買うのとレンタカーと、どちらがお得ですか?
まず、車の購入を躊躇せれる方で、ご自分の駐在の任期がわからないので車を買うべきか止めるべきか迷っていると相談させる方がいらっしゃいます。ズバリお答えします。
2年間の駐在期間があるのであれば、車の購入をお勧めします。
もし、2年以下の場合は、レンタカーを考慮に入れるのが良いでしょう。 なぜならば、2年以内ということは、長期出張やインターン、研修員などのケースも多く、わざわざマレーシアで車を購入するのにかかる手間や費用(購入後の費用も含め)、また売却の時のお値段の下落を考えると、2年というのが弊社での分析の結果となっているからです。
車の値段について、いくらくらいで買えますか?
マレーシアで車を購入する時にお考えいただきたいのは、この車がご自身にとって一生の車になるか、そうでないかということ。その答えは、きっと「そうではない」です。このマレーシアで自分の足となり、行きたい目的地に行くための車です。その場合、私は特に日本車にこだわらず、すばり「現地車」で十分だと考えます。
そのような場合、現地車として候補にあがるのは、日本のダイハツとマレーシア資本による合弁会社Perodua社(プロドゥアもしくはプロデュアと呼びます)の車です。
3~5年の駐在期間に利用する車としては、最適です。マレーシアの社名ですが、中身は日本製と言っても良いと思います。お値段は100~200万円ほどで、4~7人乗り、エンジンサイズ1000~1500ccを選ぶことができます。日本車に比べると価格も、はるかにお手軽になっています。車の買い方について クアラルンプールのどこで車を買えますか?
Purodua社のディーラー店で購入可能です。
当社にご依頼いただいた場合、私が日本語でご説明をさせて頂くので安心です。また、このコロナのMCOのあと、マレーシア政府からセールスタックスの免税が発表されました。今までよりも少し値下げされましたので、購入を考えている方にはとてもいいチャンスです。マレーシアで人気の車種、モデルは何ですか?
マレーシア人に一番人気のプロデュアのマイビー(Myvi)です。
マレーシアでは30%以上の人が乗っているほどの人気車です。
もし、日本車をお考えの方にはToyotaのViosやHondaのCityなどが人気です。日本でいうカローラのようなセダン車のイメージになります。ただ、日本車は税金の関係で、現地車よりも1.5~2倍ですので、予算の確認が必要になります。車の購入に必要な書類はなんですか?
パスポート(顔写真のページ)のみとなります。
ビザ(就労ビザやMM2Hビザなど)や免許証もなくても購入できてしまうほど、簡単です。車を購入するときに運転免許証は必要ですか?
マレーシアで運転をするには国際免許証が必要です。
国際免許証は、一旦マレーシアに入国してしまうと、現地の日本大使館などでは取得することができません。
国際免許証は、日本で最寄りの免許書センターもしくは警察署で発行してもらう必要があります。
また、国際免許証の有効期限は1年です。マレーシア国内では、更新ができませんので注意が必要です。
もう一つ、マレーシアの免許に書き換える方法もありますが、昨年より外国人の自国の免許証のマレーシア免許証への書き換えは出来なくなりました。新しくマレーシアにいらっしゃる方は、国際免許証のみとなります。
<日本での国際免許証の取得方法>
・ 運転免許証 ・ 国外運転免許証交付申請書(各窓口で取得可能) ・ 証明写真1枚 縦5cm x 横4cm ・ パスポート ・ 手数料 2650円 上記を用意の上、警察署か免許センターへ行って取得可能です。マレーシアの自動車保険は必要ですか?
新車や中古車を購入する際、現地の自動車保険の加入は必要になります。
自動車保険は、1年毎の更新となっていて、対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険の3つをカバーしています。
ただ、この自動車保険には、いくつか日本と違う仕組みがありますので、充分に説明を受けてからの購入をお勧めします。
例えば、マレーシアの自動車保険には搭乗者保険という考え方がありません。基本のパッケージには搭乗者保険は付いていません。ということは、お友達や同僚を乗せていて事故にあった場合は、保証がないことになります。
逆を言うと、Grabやタクシーに乗っていて事故にあった場合は、全く保証がないことになります。 保険は充分に理解してから購入しましょう。日本での無事故割引(NCD:ノンクレームディスカウント)は適用されますか?
はい、適用されます。
日本でも自家用車を利用していて無事故だった場合、保険会社に『英文での無事故証明書を下さい』と連絡頂けますと、無事故証明書がもらえます。それをマレーシアの保険会社に提出することにより無事故割引の適用が可能となります。原本は必要ではないので、PDFでの取得でも大丈夫です。
無事故割引率は、1年以上~2年未満で25%、2年以上~3年未満で30%、3年以上~4年未満で38.5%、4年以上~5年未満で45%、5年以上で50%です。 また、車を購入後でも無事故割引はいつでも利用することができます。どの自動車保険会社がおすすめですか?
日本の保険会社で自動車保険を購入すれば、事故にあった時や購入の際に日本人の担当者がサポートしてくれると思いがちですが、実は現地ではそう言ったことは一切ありませんので、期待をしない方が良いかもしれません。
自動車保険は、現地で一般的なものですので、その部門にはどの保険会社も日本人の担当を置いていないのが現状です。ではその場合、どの保険会社を選んだほうがいいか、また実際に事故にあった場合にどうしたらいいかというと、一番のお勧めは、対応の良い保険会社を選ぶということです。自動車保険とロードタックス(道路税)更新の方法は?
自動車保険とロードタックスは一年毎に更新になります。
現在はMYEGというシステムよりオンラインでお支払いをし、保険の更新とロードタックスの発行、そしてそれをお家までの郵送が可能です。 また、郵便局での更新も可能です。 ちなみに、マレーシアの道路税はエンジンの排気量を基準に金額が設定されています。
1000cc-------RM20
1300cc ------RM70
1500cc-------RM90
1800cc ------RM280日本から車の購入費用の送金方法は?
車の購入をするときによく質問を受けるのが、なるべく為替の損をしないように海外送金をする方法です。
実は、一番いい方法は、現金で現地に持ち込み、現地の両替所で両替するのが一番お得です。 ただ、この場合は現金を持ち運ぶのにリスクがあります。
そうなると次は、銀行間での海外送金になります。
その場合に、気を付けることは、日本で銀行口座所有者の本人が日本にいない場合は、海外送金はできません。マレーシアに出国する前に送金を済ませる必要があるので、気をつけましょう。
その他、トランスファーワイズなどのオンラインプラットフォームでの送金も最近は手数料がお安いと人気になっているようです。駐車場、車庫証明は必要ですか?
マレーシアでは車庫証明は必要ありません。マレーシアの中古車価格は高いと聞きますが、売却時の価格はどれくらいになるのでしょうか?
マレーシアで車を売却するときの目安は、ピンク色の登録証(日本でいう車検証)に書いてある車の製造年、登録年、車のモデルやスペックが重要になってきます。
現地車や日本車の場合は通常、 購入後1年後に売却することになった場合は30%減 購入後2年後に売却することになった場合は追加で10%減 購入後3年後に売却することになった場合は追加で10%減となります。
要するに、3年後に売却をしたいと思ったときでも50%減となり、半分は戻ってくるという考え方になります。
10年ものの車でも価値がゼロになる事はないので、3年目以降はその後徐々に落ちて行くこととなります。
よくいただくご質問(マレーシアで車の購入後のメンテナンスなど)
車を購入した後の維持費はいくらくらいですか?
マレーシアには車検がありません。
政府から強制的に数年毎の大掛かりなメンテナンスの強制などはないのです。ということは、メンテナンス(定期点検)はご自身の責任となってきます。
通常、お車のメンテナンスは、購入1年目は3回(1ヶ月目、3ヶ月目、6ヶ月目)となり、2年目以降は半年毎(年に最低2回)の定期点検が必要となります。
平均的なメンテナンスの費用は約RM300/回となり、それとは別に自動車保険とロードタックスは年に一度の更新が必要となってきます。 2年目以降は、バッテリーやタイヤの交換、各フィルターの交換、などが必要になることもありますので、1年目よりは少々上がると思われます。
交通事故にあったときの対処は?
マレーシアで交通事故にあった時に一番気を付けることは、ますはご自身の身の安全を確保することです。
マレーシアでは、軽く後ろから当られて、確認のために車から出た途端に、車を盗難されたり、またはカバンやお財布などひったくりに合うという事も稀にあります。
また、実際に事故にあうと、警察や保険会社は現場には駆けつけてくれません。 となると、ご自分で事故にあった相手との交渉(示談)などを進める必要があります。 (*交渉(示談)の仕方については別途ご説明。)
交通事故に遭った際には、まずは車を安全な場所に移動させます。 その後に、相手の名前、身分証明書(ID)、電話番号、車のナンバープレート、車種を取得します。相手と自分の車の写真もすぐにその時に撮り、また事故にあった時間や場所などを把握する必要があります。
また、相手や自分に怪我などがある場合は、直ちに応急手当てをし、病院に向かうか、救急車を呼ぶことをオススメします。 現地では、驚くことに多くの場合、現場での交渉(示談)になることがあります。折り合いのついた修理費を悪かった方が現金で払って終わりという『セトルする』というやり方です。
もし、交渉が折り合わない場合には、24時間以内に各自で交通警察署に行きポリスレポートを作成する必要があります。交通警察署では、混雑が予想されるのと、マレー語しか使えない警察官もたくさんいますので、注意が必要です。
その後に、保険会社に連絡を取り、必要書類を準備して、指定修理工場に持ち込む必要があります。ここで気を付ける事は、 マレーシアでの事故の修理にはかなり時間がかかることを覚えておいて下さい。
その場合、自費で、数日もしくは1週間程度で直しておいたほうがよかったというケースをよく目にします。こういったことが、日本とマレーシアでは考え方が随分違ってきます。
タイヤがパンクしたり、バッテリーが切れたときは?
マレーシアには、まだまだ工事現場も多く、道路に釘が落ちていてそれが刺さってパンクすることや、ガタガタ道に大きな穴が開いていて、そこにタイヤが落ちてパンクすることなどが時々あります。
また、マレーシアの天気、またバッテリーの性能のせいなのか、1~1.5年に一度突然バッテリーが切れることがあります。 そのような場合は、弊社にご連絡を頂きますと、メンテナンスのスタッフが現場まで走り、交換させて頂きます。帰国することになった時の売却方法は?
突然のご帰国が決まった場合、皆さんが心配されるのは車の売却方法です。
車の査定額を調べるには、①登録証(Registration card or Grant)、②走行距離、③メンテナンスの記録、④車の内装外装の写真で大体の査定金額がわかります。
最終査定価格は、車の査定スタッフにより実際のお車の状態を確認し、確定致します。
もし、お友達や知人に販売などをする場合は、名義変更が必要になります。 マレーシアでは、外国人の名義変更には本人様がマレーシアにいて、JPJ(マレーシア道路運輸局)に出向く必要がありますので、ご注意下さい。経験豊富な専門家が車の購入、レンタル、売却、保険加入などを現地密着でサポートいたします。
- マレーシアで車を購入したい
- 信頼できる車の専門家を紹介して欲しい
- 自動車の点検やメンテナンスしたいのですが、どのくらい費用と時間がかかるのでしょうか?
- 車についてのトラブルを相談したい
- 帰国することになったので、車を売却したい。
本記事はVCM CONSULTING SDN. BHDの協力を得て作成しています。
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