マレーシア味の素（AMB）は2022年12月10日、ヌグリ・スンビラン州のバンダル・エンステック・ハラル・ハブの18.6ヘクタールの敷地に、環境に配慮した新工場を正式に開設した。

マネージングディレクター兼CEOの安部智晴氏は、「Jalan Kuchai LamaからBandar Enstekに移転したAMBの新工場は、スマート工場であり、認定グリーンビルディングとして建設されている。自動化とデジタル化によりオペレーションを最適化する先進技術を取り入れ、効率性と生産性を向上させることができる。」

また、「新工場は、レクリエーション施設を備え、従業員が働きやすい環境を提供するよう設計されている。さらに、新工場は、顧客との関わりと環境の持続可能性を促進します」と、セレモニーの声明で述べた。

AMBによると、新工場は現在、18.6ヘクタールの敷地の約60パーセントを占めており、将来の拡張のための十分なスペースがあるという。

AMB会長のTan Sri Teo Chiang Liangは、2022年は会社にとって2つの重要なマイルストーンを達成し、困難ではあったが非常に幸運な年であったと述べている。

「1つ目は、国内外でのCovid-19の流行による困難にもかかわらず、環境に優しいハラール認証の新工場を正式にオープンしたこと、2つ目は、会社の60周年記念式典を開催したことです。」

AMBは、1961年にクアラルンプールで輸入うま味調味料「味の素」の販売事業を開始し、マレーシアに進出した最初の日系企業の一つです。

1965年には、ジャラン・クチャイラマの10.1ヘクタールの敷地に工場を完成させ、ハラール認証のうま味調味料「味の素」を現地で生産している。