マレーシアは、電気自動車（EV）産業への投資を誘致し、2030年までにハイブリッド車（xEV）を含む電動車両を産業総量（TIV）の15％にするという国家目標を掲げている。

国際貿易産業大臣のTengku Datuk Seri Zafrul Tengku Abdul Aziz氏は、2040年までにxEVを国内のTIVの38%にするという目標を達成する予定であると述べた。

「充電インフラに関しては、政府は2025年までに少なくとも1万台の公共充電設備を提供することを目指しています」と、2023年2月15日にメルセデス・ベンツの生産工場で行われた初の電気自動車メルセデスCKD EQSの発表会で述べた。

また、政府はEVエコシステムの開発を優先しており、地方政府開発省都市計画局も地方自治体レベルでの充電スタンドの認可プロセスを促進するためのガイドラインを作成中であると付け加えた。

通産省は電気自動車とその重要部品を国内で生産するための産業界からの継続的な投資を歓迎している。

「通産省はEVエコシステムの開発を促進するため、魅力的なインセンティブ・パッケージを追加提案しました」とTengku Zafrulは述べた。

記者会見で大臣は、2030年までにTIVの15％をEVにするという目標は、技術の進歩によって達成可能であり、それはEVの価格低下にもつながると述べた。

メルセデスEQS 500 4MATICの価格は648,888リンギ（保険料別）で、マレーシア現地で組み立てられた初のオール電化高級サルーンで、3月中旬以降に発売される予定となっている。