アジア太平洋大学ブロックチェーン＆暗号通貨クラブ（APUBCC）は、6月2日から4日まで開催されたアジアのブロックチェーン・イベント「ETHソウル2023」で、最優秀ガバナンス・アプリケーション賞を受賞した。同クラブは、30カ国から250人のイーサリアム・ブロックチェーン・ハッカーで構成される48チームが参加した大会において、マレーシアの大学から唯一の代表となった。
 
同クラブの5人のメンバーはチームalphaQualityを結成し、「Trustless Badge Membership Protocol」と名付けられた分散型アプリケーション（DApp）のプロジェクトで3,000米ドル（14,021リンギット）の賞金を手にした。

「これは、ユーザーが投票を通じてバッジのルールを提案できるシステムである。提案されたバッジルールの要件を満たすことをユーザーに公約させることで、ユニークなバッジが作成される。これらのバッジは、特定のアプリで使用することができ、そのバッジを持っている人に特別なメリットを与えることができます」と、チームリーダーのユディシュトラ・スグマランは述べた。彼はコンピュータサイエンス（サイバーセキュリティ）のBSc（優等学位）を持つ学生である。

また、受賞したアプリケーションは、APUのChief Innovation and Enterprise OfficerであるVinesh Thiruchelvam氏の指導のもと開発されたと付け加えた。「提案されたバッジルールの要件を満たすことをユーザーに公約させるテクニックを使うことで、ユニークなバッジが作成されます。これらのバッジは、特定のアプリで使用することができ、そのバッジを持っている人に特別な特典を与えることができます。」

「私たちは、このコンペティションで競い合い、成長し、スキルを磨くことに興奮し、挑戦しました。ビネシュ教授は、このハッカソンで私たちをサポートし、過去のオフラインのハッカソンから私たちに指示や提案を与えてくれました。」

「この成果は、ブロックチェーン開発などの新興技術アプリケーションに長けた人材を輩出するというAPUの強みを確固たるものにしました」とヴィネシュは語った。

このチームの他のメンバーは、ソフトウェア工学の理学士号を取得中のヴィンセント・オーウェン・トニワンさんとブライアン・ジョセフ・キールパンさん、コンピュータサイエンスの理学士号（データ分析専門）を取得中のギャヴィン・オーウェン・スサントさん、ビジネスプログラムのファウンデーション（基礎）を取得中のヴィマン・ヴィネシュさんです。

KryptoseoulとDystopia Labsが主催するETH Seoul 2023は、ソウルのロッテワールドタワーで開催された。この会議では、ブロックチェーンと暗号通貨の専門家による講演やプレゼンテーションのほか、ワークショップ、ハッカソン、ネットワーキング・イベントなどが行われる。