MCMCとMIDA、マレーシアの中小企業向け5G準備評価フレームワークを共同開発
2024/09/25
マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)は、マレーシア投資開発庁(MIDA)と共同で、5Gサービスに関する産業準備評価フレームワークの実施に向けたワークショップを開催しました。このワークショップは、2024年7月4日にMCMCとMIDAが中小企業(SMEs)向けの5G活用プログラムを推進するための覚書(MoU)を締結したことを受けて行われたものです。
ワークショップ当日には100人以上が参加し、製造業、サービス業、建設業、農業といった国民経済の主要セクターにおける5G技術の導入準備状況を評価するフレームワークを開発することについて話し合いされました。
このフレームワークでは、立地、投資、スキルや人材、デジタルインフラ、サービスといった要素が、各産業の5G技術導入の準備状況を評価するための指標として使用されます。
ワークショップには、陸上公共交通機関(APAD)、マレーシア・パーム油公社(MPOB)、マレーシア生産性公社(MPC)、SIRIM Berhad、マレーシア中小企業公社(SME Corp)、Digital Nasional Berhad(DNB)など、さまざまな関係機関が参加し、貴重なフィードバックが寄せられました。
MCMCによれば、このフィードバックは、今後、中小企業を含むマレーシアの産業界が5G技術を採用するための包括的な評価フレームワークの構築に活用される予定です。
MCMCは、このワークショップを「5G技術が製造業、サービス業、建設業、農業、鉱業などの主要産業における生産性と効率を高めるために、産業界の準備を確保する重要なステップ」と位置づけています。
MIDAもまた、5G技術の導入に向けた環境整備への強いコミットメントを表明しました。「5G技術の導入は、主要産業の生産性向上に寄与するだけでなく、マレーシアをデジタル革新のリーダーとして地域で際立たせることになります。これにより、経済成長が促進され、世界的な競争力が高まるでしょう」とMIDAの広報担当者は述べました。
この戦略的協力によって、マレーシアの主要産業における5G技術の普及がさらに促進されることが期待されています。