東南アジア最大の自動車eコマース・プラットフォームであるCARSOME Group Inc.は、2024年第2四半期において、過去最高の業績を達成したと発表しました。今回の四半期で約35,000台の車両が取引され、売上高は前期比9％増の3億1,000万米ドル（13億リンギット）を超えました。売上総利益率は10％以上、EBITDAは前四半期の3倍以上という大幅な伸びを記録しており、厳しいマクロ経済環境にもかかわらず、順調な成長を続けています。

業績の向上に伴い、Carsomeは新たな融資提携を発表しました。Ambank Groupとの提携に加え、未発表ながらMaybankとの協力も進行中で、合計4,617万米ドル（2億リンギット）以上の新規運転資本枠を確保しています。この資金は、Carsomeの今後の成長計画を支援し、特に融資、保険、アフターセールスなどの付帯サービスの拡充に役立てられます。同社はこれにより、ディーラーや顧客に対して包括的なワンストップソリューションを提供することを目指しています。

CARSOMEの共同創立者であり、会長兼グループCEOのエリック・チェン氏は、「今四半期の結果は、当社の成長戦略が着実に進展している証です。特に顧客獲得コストが減少しているにもかかわらず、1台あたりの総利益（GPU）は前期比で5％以上増加しており、これは当社の強固な実行力とブランド価値の表れです」とコメントしました。また、銀行パートナーとの協力により、Carsome Capitalを含む付帯サービスの拡大にも意欲を示しています。

さらに、同社の強力なオリジネーションとアンダーライティング能力により、リテール部門での不良債権は2％以下、B2B部門では0.1％以下という低い水準を維持していると強調しています。新たな資金調達により、Carsomeは自社の規模をさらに活用し、自動車所有に関するあらゆるプロセスで、既存および新規顧客により良いサービスを提供する準備が整っています。