クアラルンプールでオフィスをお探しの方へ｜マレーシア不動産の情報まとめ

クアラルンプールのオフィス情報まとめ

クアラルンプールでオフィスを探す場合、まずはエリア選びから開始されることが一般的です。
クアラルンプール連邦直轄領(Kuala Lumpur WP)とそれに隣接するセランゴール州の都市で構成されるエリアのことをクランバレー(Klang Valley)と呼びますが、そのクランバレー内のどのエリアでオフィスを探すかということになります。

近代的なオフィスビルが立ち並ぶクアラルンプールの中心部

クアラルンプールでオフィスエリアを選ぶ際のポイント

オフィスのエリアは分散化する傾向

クアラルンプール連邦直轄領はマレーシアの首都で、政治や商業の中心地です。行政機能はプトラジャヤ地域に移転されましたので、以前と比べると首都としての機能は分散化されましたが、依然として中心部であることには変わりありません。商社や銀行といった日本から進出されている多くの企業はクアラルンプール連邦直轄領のエリアを選ばれることが多いです。しかし、特に中心部を選ぶ場合にはオフィスへの交通手段については考慮が必要です。

首都圏にはLRTやMRTのような鉄道網が充実していますが、まだまだマレーシアは車社会となっていますので、朝や夕方の通勤、帰宅時間帯は激しく渋滞しています。通常、30分くらいで到着する場所も1時間以上かかることもあるほどです。そのような渋滞を避けて、徐々に中心部から少し離れた便利な場所に新たなオフィスエリアが誕生しています。

オフィスの場所は人材の採用に影響する

オフィスを借りたあとで、スタッフを募集することになると思いますが、オフィスの場所は人材の採用に大きく影響します。郊外に住むローカル人材の場合、首都の中心部の会社を選ぶことは、毎日の通勤時間で多くの時間を渋滞で過ごすことになりますので、そのようなオフィスを選ぶことは少ないでしょう。

IT企業などあまり場所に縛られない企業は、中心部から少し離れた新しいエリアを好んで利用します。そのほうが人材を採用しやすいからです。ただし、中心部から離れた場合、華人が多い場所、マレー人が多い場所など、場所ごとに特性を持つことがありますので、そのあたりは地域に詳しい不動産業者に事前に聞いたほうがいいでしょう。

クアラルンプールで人気のオフィスエリア

首都の中心部（KLCCエリア）

ペトロナスツインタワーの近辺はビル群が立ち並ぶ中心部です。鉄道網の整備が進み、エリア内の多くの場所に電車と徒歩でも通勤できるようになってきました。さらに道路の整備も行われていますので、以前のひどい渋滞に比べると解消される方向にあります。日本人駐在員が多く住むモントキアラ方面からであれば、車でも十分に通勤できます。

クアラルンプール中心部のランドマーク、ペトロナスツインタワー

KLセントラル付近

クアラルンプールの鉄道および陸上交通のハブ機能をもつKLセントラル駅を中心として開発された広大な地域です。空港からのアクセスもよく、ホテルや飲食店も多く集積しているので機能性の高い街となっています。

Bangsar Southエリア (バンサーサウス)

KLCCエリアから車で20分ほど郊外に離れた場所にある新しく開発されたエリアです。幹線道路やLRT駅に隣接しているのでアクセスがよく、新しいビル群が印象的です。アリババなどIT関連企業が好んで選ぶ傾向にあります。

モントキアラ (Mont Kiara)

2020年、モントキアラで行われていた再開発が完了して、多くの商業施設やオフィスビルが完成しました。もともとは住居用のコンドミニアムが多いエリアですが、オフィス用のスペースが増加しています。

オフィスの物件探し

エリア選びが終わると次は物件探しです。
まずはネットで物件情報サイトを見て、どのような物件がどのような条件、どのくらいの賃貸料の相場なのか確認していきましょう。同じ物件でも掲載しているエージェントによって値段が異なっていることもあります。値段が安すぎる掲載物件は客寄せ目的の掲載だったりすので注意が必要です。

クアラルンプールの物件情報サイト
KL Property Navi
i Property

クアラルンプールのオフィス探しのパートナー

オフィス選びは信頼できるパートナー探しから始まります。ビジネスの拠点として適切かどうか、エリアやオフィスビルの立地、利便性など現地に詳しい専門家から情報を得るようにしましょう。一見、大丈夫そうなオフィスも実は内装や設備に問題を抱えていることもよくあります。

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