マレーシア市場調査詳細

100年後も生き残るマレーシアの有名日系企業


今回はリスクモンスターが実施した第3回「100年後も生き残れると思う日本企業」を参考に、未来で期待されている日本企業のマレーシア進出について調査してみた。

リスクモンスター調査「第三回100年後も生き残ると思う日本企業

リスクモンスターは20歳から59歳の男女1000人を対象に調査した。対象期間は2016年4月23日から24日。


同時に「100 年後も生き残ると思う日本企業」に重視するイメージを聞いたところ、「技術力」を挙げる回答が 37.6%と最も多かった。次いで「製品・商品の品質」(回答率 33.5%)、「ニーズ」(同 25.7%)となっており、上位3位までは前回と変わらない結果となった。


4位以下は「独創性」(21.6%)、「経営理念・姿勢」(同 21.3%)、「誠実さ」(同 20..5%)、の順となり、「業界シェア」や「資本力」が前回比でランクダウンしていることから、規模よりも、消費者のニーズを捉えて良い商品・サービスを提供している企業が、100 年後も生き残る企業として考えられている要因に、大きな変化は見られない結果となった。


この資料を元に、今回はマレーシアに進出している日系企業について調査した。
日本だけではなく、マレーシアでどのような事業を行っているか注目だ。

第9位 西日本旅客鉄道(JR西日本)

【企業情報】

日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業および船舶事業を引き継ぎ発足した旅客鉄道会社の一つ。
北陸3県・近畿地方・中国地方を中心に鉄道路線網を持つ。
本社は大阪府大阪市北区。通称はJR西日本。コーポレートカラーは青色。
切符の地紋には「W」と記されている。東証・名証第一部、福証の上場企業。
災害対策基本法における指定公共機関。

日本HP:https://www.westjr.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】

JR西日本はマレーシアに拠点を持つわけではないですが、代理店としてHISやJTBなどと
販売店契約しているようです。その他にマレーシアでの取り組みとして、
2010年に大阪・東京駅間を運行し、「ブルートレイン」の愛称で親しまれた
寝台急行「銀河」の寝台車など車両8両を、マレーシア鉄道公社に無償譲渡しています。

マレーシアHP:なし
参考サイト: https://www.westjr.co.jp/global/en/ticket/pass/shop/list.php?c=MALAYSIA&a=ASIA https://www.westjr.co.jp/company/action/csr_report/2010/pdf/csr2010_13.pdf


第9位 サントリー

【企業情報】

1899年創業。グループ会社は世界に299社存在する。
従業員は39,466人(世界)。日本の洋酒、ビール、清涼飲料水の製造・販売等を行う
企業グループの総称およびブランド。事業の主要な部分はアルコール飲料だが、
1980年代以降清涼飲料においても一定の地位を築いた。

日本HP:https://www.suntory.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】

2010年に開設したタイとマレーシアの2つの新工場は、環境にやさしく、エネルギー効率のよさが特徴です。
太陽電池、省エネ型電球、自然採光、ボイラーやクーラーを管理する省エネユーティリティシステムと、
生産ラインで使用した水を衛生システムに再利用するしくみなどを取り入れています。
この2つの工場はGMP(工程設計)、ISO9001(品質マネジメントシステム)、
ISO14001(環境マネジメントシステム)などの国際基準の認証を取得しています。


さらに、マレーシアで開催された「Smart Achievers Campaign(スマートアチーバーズキャンペーン)」では、
研究と課外活動両方に秀でた学生を表彰しました。
また、「Cerebos Charity Warehouse Sales(セレボスチャリティウェアハウスセールス)」を開催し、
14日間にわたる「BRAND'S®キャンペーン」と合わせて、災害救助に対する寄付と助成を呼びかけました。

マレーシアHP:なし
参考サイト:https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/group/cerebos.html

第9位 キッコーマン


【企業情報】

キッコーマンは、しょうゆのトップブランドとして江戸時代から
日本の食文化の発展を支えてきました。長い歴史に培われてきた「伝統」と、
常に時代を洞察する「革新性」を経営風土とし、1917年の株式会社設立以来、
100年以上の歴史を刻んでおります。海外におけるしょうゆ販売は年々増加しており、
年平均成長率は7.6%に上ります。

日本HP:http://www.kikkoman.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】

キッコーマンとしてはマレーシアに拠点を持っていないようです。
ASEANや中東向けにハラール認証がされたしょうゆを販売しており、
このキッコーマンしょうゆはマレーシアのハラール基準をクリアしているため、
マレーシアでもムスリム向けに販売されています。
キッコーマはヤマカワトレーディング社とキッコーマンしょうゆの正規販売代理店契約をしており、
シンガポールでの販売を行っています。ヤマカワトレーディング社は、シンガポールで食品、
酒類やヘルスケアなどの雑貨を扱う卸売会社です。
正規販売代理店であるヤマカワトレーディング社がマレーシアにて、
食品卸売会社のヤマカワマレーシア社を展開しており、
キッコーマンはそうした販路を利用して販売していると思われます。

マレーシアHP:なし
参考サイト:https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/halalsoysauce/index.html https://www.logi-today.com/5408 https://malaysia.tradejpn.com/kikkoman_soysauce_halal


第8位 パナソニック

【企業情報】

日本の大阪府門真市に拠点を置く、世界的な電機メーカー。
白物家電などのエレクトロニクス分野をはじめ、住宅分野や車載分野などを手がける。
38の事業部からなる。社内カンパニー制を採用しており、アプライアンス社・
ライフソリューションズ社・コネクティッドソリューションズ社・
オートモーティブ社、インダストリアルソリューションズ社、中国・北東アジア社、
US社の7カンパニーで構成されている。連結対象会社数は592社。
関連会社も含め、家電製品の他にも産業機器・通信機器・住宅設備・環境関連機器などの
電気機器を中心に多角的な事業を展開している。

日本HP:https://panasonic.jp/

【マレーシアでの取り組み】


パナソニックの人気の背後にあるが、ブランド成功の基盤である
パナソニック・マニュファクチャリング・マレーシア(PMMA)です。
マレーシアのPMMAの物語は、マレーシアに家電製品を製造する最初の工場として設立し、
20年にわたって数々の成功を収めてきました。
また、PMMAは乾電池の生産者としてのスタートし、マレーシアの大手電化製品メーカーへ
と急速な成長を成し遂げました。 今日、パナソニックのブランド名は、
マレーシアの家庭で選ばれる家電製品の中で、最も信頼されるブランド名の一つ
として挙げられます。パナソニックでは、新しい機能、強化された機能、品質の向上、
そして同様にアフターセールスを持つ、パナソニックというブランド名の下、
世界的に競争力のあるモデルを備えた一連の製品範囲を製造、運用、配信、および維持しています。

マレーシアHP:
パナソニック マニュファクチャリング マレーシア(株) https://www.panasonic.com/my/
パナソニックAPエアコン マレーシア(株) https://papamy.panasonic.com.my/papamy/

第7位 味の素

【企業情報】

味の素グループは、世界一のアミノ酸メーカーとしての高品質アミノ酸の独創的な製法・利用法の開発
を通じて事業領域を拡大し、国内外で「食品事業」、「アミノサイエンス事業」を柱とした幅広い事業を
展開しています。100年以上にわたって築かれたブランド力、マーケティング力、研究開発力を強みに、
生活者の多様なニーズを捉え、これに応えることで価値創造を実現しています。

日本HP:https://www.ajinomoto.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】

味の素・マレーシアは、1961年に味の素®グルタミン酸一ナトリウム(MSG)生産者として
事業を開始しました。マレーシアで最も古い日本企業の一つです。
味の素・マレーシアはマレーシアで数十年間に渡り商品を販売しており、
信頼される調味料メーカーへと成長しました。現在では、味の素の味調味料は、
ほぼすべての家庭で欠かせないものとなっています。

マレーシアHP:https://www.ajinomoto.com.my/

第6位 日産自動車

【企業情報】

神奈川県横浜市に本社を置く日本の大手自動車メーカー。通称とブランド名は日産(Nissan)。
北アメリカやヨーロッパなどの50か国では高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)、
また新興国向けには低価格ブランドのダットサン(Datsun)を展開する。フランスのルノー、
三菱自動車工業と共に、ルノー・日産・三菱アライアンスを形成している。
また三菱自動車工業の筆頭株主でもある。アライアンスの2017年の世界販売台数は
約1061万台で世界首位です。

日本HP:http://www.nissan.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】

日産自動車はマレーシアでは委託製造を行っており、その委託先がタンチョン・モーター・アッセンブリーズ社
である。 その他にも一時期、マレーシアの国産車であるプロトンの株購入の話が上がっていた。
日産自動車の傘下である三菱自動車が、プロトン創業当初資本/技術面で緊密に連携していたため、
候補先として名前が挙がったのだ。
しかしながら、最終的には中国の会社がプロトンの株を購入することになった。

マレーシアHP:https://www.nissan.com.my/

第5位 日清食品


【企業情報】


食品メーカー。1948年に中交総社として設立。1958年日清食品に商号変更。
同 1958年に袋麺「チキンラーメン」,1971年にはカップ麺「カップヌードル」を発売し,
即席麺業界の先導役を果たした。アメリカ合衆国,東南アジアなど海外への進出も早く,
バイオテクノロジーにも力を注ぐ。2008年持株会社制に移行し,
日清食品ホールディングスに商号変更。即席麺などの製造,
販売を行なう事業会社として日清食品を新設分割した。

日本HP:https://www.nissin.com/jp/


【マレーシアでの取り組み】

日清オイリオの海外子会社であるIntercontinental Specialty Fats Sdn Bhd(ISF)は、
チョコレート&チョコレート菓子セグメントに重点を置いて、
世界の食品産業に対応するプレミアムグレードの特殊油脂を生産することを専門としています。
その製造施設は、この産業分野で80年代にマレーシアで初めて設立された会社であり、
世界でも数少ない施設です。 マレーシアの原材料供給に近いという優位性に加えて、
私たちは100年以上の専門知識を持つ親会社である日清オイリオグループリミテッドに支えられています。
日清オイリオグループリミテッドおよび日清グローバルリサーチセンター(NGRC)の
油脂ニーズに答えています。

マレーシアHP:http://isfsb.com/


第4位 東海旅客鉄道(JR東海)

【企業情報】

鉄道会社。略称 JR東海。1987年,日本国有鉄道の分割民営化によりほかの JR 6社とともに設立された。
東海地方を営業区域とする。東海道新幹線を中軸とした旅客鉄道業のほか,
付帯事業として物品販売業,旅行業など,また関連事業として不動産業など多角的な経営を行なっている。

日本HP:https://www.jreast.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】
特になし


 

第3位 東日本旅客鉄道(JR東日本)


【企業情報】

鉄道会社。略称 JR東日本。1987年,日本国有鉄道の分割民営化により,ほかの JR 6社とともに設立された。
東京都を含む関東甲信越地方と東北地方の 1都 16県を営業区域とし、規模・営業の両面で JR 7社中のトップ
を占める。東北新幹線、上越新幹線、山形新幹線、秋田新幹線,および北陸新幹線の一部区間を運営する。
新幹線と首都圏各線を擁する旅客鉄道業のほか,駅ビル,ホテル,不動産,リゾート開発などにも参画し
多角的な経営を行なっている。1993年10月に株式上場。

日本HP:https://www.jreast.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】

前ナジブ首相政権下の時、シンガポール・マレーシア間の高速鉄道が建設される予定だったのを皆さん
覚えているでしょうか? マハティール首相へ政権交代がされたことで計画はなくなっていましましたが、
あの時中国と受注争いをしていたのがJR東日本でした。マレーシアでは特にそれ以降事業展開を
していないものの、シンガポールで「JAPNA RAIL CAFE」やチャンギ空港内で飲食店を経営する等
行っているようです。


第2位 ホンダ

【企業情報】

正式社名「本田技研工業株式会社」。通称「ホンダ」。英文社名「HONDA MOTOR CO., LTD.」。
輸送用機器製造業。昭和21年(1946)前身の「本田技術研究所」創業。同23年(1948)設立。
東京都港区に本社を置く日本の輸送機器及び機械工業メーカーであり、四輪車では、
2015年度販売台数世界第7位、二輪車では、販売台数、売上規模とも世界首位で、
船外機は販売台数世界第4位である。

日本HP:https://www.honda.co.jp/

【マレーシアでの取り組み】


ホンダは2000年11月、マレーシアでの四輪生産、販売体制の一体化を目的に、
DRB-オリエンタル-ホンダ(現 ホンダ・マレーシア)を設立。
それまでの代理店であったカーモーターより販売権を引き継いで、
2001年7月より販売会社としての業務を開始した。 2003年1月には、
マラッカ州に新工場を設立、生産を開始。マレーシアにおける事業運営の効率化、
市場密着型の事業活動、グローバルネットワークの効率的活用などを、
いっそう推進してきた。 2017年には、マレーシアにおける四輪車の累計生産台数が60万台に到達。
さらに、2016年度の新車販売台数も10万台の新記録と、ダブルでの記録達成となった。

マレーシアHP:https://www.honda.com.my/
参考サイト:https://response.jp/article/2017/04/07/293250.html


第1位 トヨタ

【企業情報】

日本の大手自動車メーカーである。豊田自動織機を源流とするトヨタグループの中核企業で、
ダイハツ工業と日野自動車の親会社、SUBARUの筆頭株主である。
トヨタグループ全体の2018年の世界販売台数は約1,059万台で3位、
トヨタブランド単独では約886万台で世界第1位である。

日本HP:https://toyota.jp/

【マレーシアでの取り組み】

トヨタ自動車は2016年マレーシアに乗用車専用の新工場を建設すると正式に発表した。
約490億円を投じて首都クアラルンプール近郊に年間5万台の生産能力を持つ新工場を設け、
2019年初めに稼働させる。最新技術を導入した新工場で生産効率を高め、
マレーシアでシェア拡大をめざすことを発表した。 現地複合企業のUMWホールディングスなどと
共同出資するUMWトヨタモーターが子会社を通じて建設する。新工場は小型車「ヴィオス」などの
乗用車を生産し、同国内にある既存工場は商用車の生産に特化する。新工場では中国やメキシコに
設ける生産施設と同様の技術を導入。車両構造やサイズに応じて製造工程や物流を効率化し、
競争力を高めることを目指すと発表。 また、トヨタの完全子会社であるダイハツ工業が
マレーシア資本と合併会社で第二の国産車メーカーであるプロドゥアを運営する。

マレーシアHP:https://toyota.com.my/
参考サイト:https://global.toyota/jp/detail/12155452/





 

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