2024年最新・各マレーシア移住ビザの有効期限と諸条件について
移住先として大人気のマレーシア。温暖な気候と物価の安さなどにより日本人の移住したい先No.1に10年以上選ばれています。この記事ではマレーシアの各ビザの有効期間、取得条件について説明します。この記事はマレーシアビジネス&生活ガイドを参考に制作しています。
雇用パス
雇用パスは一般的な就労ビザで3つのカテゴリーに分かれています。カテゴリー1は最低月給1万リンギットが必要で、雇用期間は5年以下です。(更新可) また、家族帯同やメイドの雇用も可能です。
カテゴリー2は月給5000-9999RMで雇用期間が2年以下(更新可)である点以外はカテゴリー1と同様です。
カテゴリー3は月給3000-4999RMで雇用期間は一年以下、更新は最大2回までしかできません。また家族帯同、メイドの雇用も認められていません。
MM2Hビザ(Malaysia My Second House Visa)
給与や資産状況を証明することで長期滞在が可能なビザです。条件は以下の通りです。*2024年1月現在1RMは31.40円。1)1年のうち累計90日以上マレーシアに滞在
2)海外で最低月4万RMの収入があること
3)最低100万RMの定期預金口座を持ち、元本の50%まで引き出し可能であること。
4)申請資格年齢は35-49歳と50歳以上のの二つに分かれており、前者は収入が安定している
こと。
5)MM2Hビザの期間は5年間。その後5年毎の延長が可能。
6)150万RM以上の流動資産を申告すること。
7)年間パス料金は500RM。手続き料金は本人5000RM、扶養家族2500RM。
8)内務省のセキュリティ検査を受けて合格すること。
9)善行証明書(Letter of Good Conduct)を提出すること。
S-MM2Hビザ
マレーシアのサラワク州は他州より条件が緩いMM2Hビザを発給しています。条件は以下の通りです。・資産証明:30万RM(夫婦)・15万RM(単身)
・収入証明:1万RM(夫婦)・7000RM(単身)
・定期預金:30万RM(夫婦)・15万RM
・15日以上サラワク州内に滞在すること
デジタルノマドビザ
マレーシアでは2022年10月からノマドビザが導入されました。詳細は過去の記事をご覧ください。
マレーシアのデジタルノマドビザについて解説 | マレーシア ビジネス交流サイト『CONNECTION』
レジデンスパス
最長10年の滞在・就労が可能です。また、配偶者及び18歳未満の同伴家族もこのパスを申請でき、配偶者も就労ビザの取得なしに就労可能となります。主な条件は以下の通りです。1継続して3年以上就労していること
2基本給がRM15000以上で所定額を納税していること
3マレーシア国家重要経済分野に貢献できる人物であること
プロフェッショナル・ビジット・パス
マレーシア国内で行われるプロジェクトのために短期就労を行う外国人に向けて発給されるビザです。学生ビザ・保護者ビザ
学生ビザ・保護者ビザ学生ビザの有効期間は1年で毎年更新手続きを行う必要があります。保護者ビザは1家族につき1人まで発給されます。
配偶者ビザ・マレーシア人配偶者ビザ
配偶者ビザは就労ビザを取得した外国人の配偶者が取得できるビザです。配偶者ビザでの就労はできません。期間は配偶者の就労ビザと一致します。マレーシア人の配偶者になるとマレーシア人配偶者ビザを取得することができます。このビザでは人的資源省へ届け出を行うことでマレーシアで就労が可能です。
プレミアム・ビザ・プログラム
このビザは富裕層の居住を誘致するビザで、20年間の居住を許可しています。また、就学許可・居住・商業・工業用不動産の購入許可なども可能です。申請の条件は以下の通りです。年齢の規定はありません。
1)海外での収入が月収4万RM以上または年間48万RM以上
2)100万RM以上の口座開設(初年度は元本を引き出せないが翌年からは50%まで引き出すことができる)
マレーシア進出に役立つウェビナー(無料)
【録画配信】:マレーシア進出 法人設立、起業編(2023年6月7日開催)本ウェビナーでは、マレーシア進出の形態と法人設立の基本的な手順、就労ビザの申請などについて解説いたします。また、昨年より提供が開始された起業家向けビザ(Mtep)についてもご紹介いたします。 |
« マレーシアで発生した洪水の被害状況 | 貿易用語:B/Lとは「ビル・オブ・レーディング(Bill of Lading)」 »