マレーシアのコロナウイルス対策:条件付き活動制限(CMCO)まとめ
2020/06/13
マレーシアでの条件付き活動制限(CMCO)まとめ
2020年5月1日、マレーシアのムヒディン首相は、5月4日より条件付き活動制限令(Conditional Movement Control Order:CMCO)を施行し、大部分の経済活動の再開及び社会活動の許可を発表しました。さらに5月10日、ムヒディン首相は、2020年6月9日まで条件付き活動制限(CMCO)を延長することを発表しました。
条件付き活動制限令(Conditional Movement Control Order:CMCO)のまとめ
2020年5月4日より適用され、6月9日まで延長された「条件付き活動制限令」に関して情報をまとめたものです。操業が認められる産業・企業セクターは、政府が定めた 標準作業手順書(Standard Operating Procedures(SOP)に従うことが必要です。
レストランやショッピングセンターで実施されるSOP
- テーブルを少なくとも2メートル離すこと
- 顧客の社会的距離の確保
- 支払いカウンター前の社会的距離確保(1メール以上)
- 手指消毒液の準備
- テーブルの確実な清掃
- 従業員のマスク着用の義務づけ
- 入店時の顧客の検温
- 顧客の氏名・電話番号や来店日時の記録
条件付き活動制限令が発動されたクアラルンプールの街の様子がこちら。
ショッピングセンターの入り口では、すべての来店客の体温チェックが実施されています。
37.5度以上の方は入店できません。
入店できる人数が限られている他、入店時に名前や連絡先を記入する必要があります。
お客同士は1m以上の距離を置くこと。店員はマスクの着用が必要です。
セランゴール州から発表された条件付き活動制限令の内容
- 飲食施設内にあるレストランやホーカー(屋台街)などでは持ち帰り、ドライブスルー、配達のみで商品販売を許可する
- 飲食施設の営業時間は午前7時から午後10時まで
- 飲食を売る路面店やフードトラック(移動式屋台)の営業は5月12日以降に許可する(社会的距離の確保や来店客の記録などの準備をに十分な時間を確保するため)
- ガソリンスタンドの営業時間は午前6時から正午まで
- 小規模スーパーマーケット、食料品店、コンビニエンスストアは午前8時から午後10時まで。夜市、朝市、またラマダン(イスラム教の断食月)やハリラヤ(イスラム教の断食明け大祭)など祭事に関する物品販売は許可しない
- 建設業界は完全な操業再開を許可する。しかし、企業は当局が承認する新型ウイルス対策の行動計画を策定しなければいけない
- 社会部門では市民が広場や公園などで運動することを許可する。ただし「タシク・シャーアラム」「タマン・ジャヤ」「タシク・チェンパカ」などの公共公園での活動は禁止。
- プールやジムなど屋根付きで閉鎖された空間内での活動も引き続き禁止する。ハイキングも禁止する
マレーシアの新型コロナウイルスによるロックダウン(封鎖)状況まとめ (MCO)
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