マレーシアの消費者物価指数(CPI)2023年1月発行
マレーシアの消費者物価指数(CPI)について
マレーシアの消費者物価指数(CPI)は、毎月発行され、12の主要な財・サービスグループをカバーする統計が掲載されている。この統計では国連の「目的別個人消費分類(COICOP)」に従った分類を利用している。
CPIは1967年を基準年として初めて算出された(1967年=100)。
その後、1980年、1990年、1994年、2000年、2005年、2010年に基準が再設定されている。CPIの主な目的は、指定された期間に家計が一定の財やサービスを購入するコストの変化率を測定することである。
マレーシアの消費者物価指数(CPI)2023年1月発行
マレーシアのインフレ率の上昇は、依然としてレストラン&ホテル(6.8%)、食品&非アルコール飲料(6.7%)、輸送(4.0%)という3つの主要グループが牽引している。2022年12月(7.4%)と比べて「レストラン&ホテル」の上昇率が鈍化したことは、全国的なインフレ率の上昇を抑えることにある程度貢献している。続いて、「家具・家財道具・定期的な家事メンテナンス」(3.5%)も2022年12月と比較して緩やかな上昇を記録している。
また、マレーシアのインフレ率の上昇は、レクリエーション・サービス&カルチャー(2.7%)、雑貨&サービス(2.3%)、健康(1.6%)の上昇によってもたらされている。
住宅、水、電気、ガス、その他燃料、教育はそれぞれ1.5%、1.3%の増加を記録した。アルコール飲料・タバコと衣料・履物は、いずれも2022年1月比でそれぞれ0.8%、0.5%の傾向となった。
2023年1月の月間ヘッドラインインフレ率は、2022年12月と比較して緩やかに上昇し、0.2%にとどまった。これは主に、レクリエーション・サービス・文化(1.1%)、食品・非アルコール飲料(0.6%)、家具・家財道具・定期的な家事メンテナンス(0.4%)が寄与したものであった。政府は、2023年1月15日から29日まで、2023年旧正月向けの祝祭シーズン最高価格制度(SHMMP)を実施した。この制度の実施により、8種類の商品が元の価格より25~40%値下げされ、高騰を続ける食品群のインフレをある程度緩和することができた。
マレーシアの消費者物価指数(CPI)の詳細は下記より資料をダウンロードしてご覧ください。
本記事はBridge International Asia Sdn Bhdがマレーシア現地の取材で得た情報をもとに作成しています。
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