マレーシアにおける食品の販路開拓が有望な理由
日本ファンが多いマレーシア
2013年7月より、マレーシア人の90日以内の日本への渡航にはビザが不要となりました。日本ファンが多く、日本へのマレーシアからの渡航者が増加傾向にあります。
日系レストランやスーパーマーケット等への日本産食品の進出により、日本食本来の味がマレーシアで知られるようになりました。
旅行代理店で日本に関わる仕事に携わっており、日本に渡航経験のあるローカルマレーシア人のKokとBrianにインタビューし、日本に渡航した際に感じたことを聞きました。
Kok:東京、札幌、大阪など色々な場所に行く機会があったけど、それぞれ特徴があって面白かった。
Brian:日本は標識とかビルの中の表示がとても親切で分かりやすかった。とても道がきれいでゴミが落ちていなかったのが印象的だった。
この記事を書いている2020年9月現在はコロナウイルスの影響で、渡航に制限がありますが、マレーシア人にとって日本は身近な国になるつつあると言えます。
マレーシア=ハラル対応必要ではない
マレーシアへの販路開拓を考えた際に、イスラム教やハラルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。マレーシアには約1,950万人のムスリムがおり、ハラルに留意する必要あります。 一方で中華系も740万人程おり、彼らにはハラール以外の日本食販売が可能です。マレーシアはハラル認証の認識が強く敬遠されがちですが、実際は、中華系が日本食を嗜好しており、ニーズは大きいと言えます。近隣アジア諸国より競合が少ない
日本企業がこれから東南アジアへの販路開拓を考えた際に、マレーシアは、可処分所得が高い世帯(日本食のターゲットになり得る層)が多いことがグラフより分かります。ただ、輸入額は他国と比べると低く、まだまだ輸入額が伸びる見込みがあると言えるでしょう。アルコール飲料(日本酒)の伸び率が高い
日本からマレーシアへの輸出される品目のうち、アルコール飲料が一番多く輸入されています。マレー系を除いた市場でも、日本酒などのアルコール飲料を含めた日本食の需要は大きいことが分かります。マレーシアの現在の経済力とこれからを考慮すると、他国と比べ、農林水産物の対日輸入額がポテンシャルの割に低く、今後の増加が見込まれます。
つまり、現在は競合商品が少ない状態で、PR、輸出するチャンスと言えます。
マレーシアへの販路開拓がブルーオーシャンな理由
1.日本のファンが多い2.ハラル対応が必須ではない
3.東南アジア諸国と比べて競合が少ない
4.アルコール飲料(日本酒)の伸びが大きい
この記事が、これからマレーシアへ食品を輸出しようとする方の参考になれば幸いです。
本記事は日本からの食品輸出をサポートする、ASIA INFONET (M) SDN BHDの協力を得て作成しています。 主な業務内容
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