マレーシアでのアルコール飲料の輸入規制と市場動向
本記事では、マレーシアへ日本酒を含むアルコール飲料を輸入する際の手続きについて紹介しています。後半は、実際に日本酒のバイヤーにインタビューし、最近のマレーシアでの市場動向や輸入規制の影響について伺いました。
※本記事は執筆辞典2021年1月現在の情報です。ライセンスや輸入の条件が変更されることがあります。
・酒類に応じたアルコール度数の下限および上限規制がある。
アルコール度数12%以降~20%以下(1985年食品規則361(1))
Sochu(焼酎)のアルコール度数は16%以上
・酒類輸入ライセンス(Import License)
・酒類輸入ライセンス(商品毎に輸入申請必要)
・ディストリビューションライセンス(卸売りを行う場合)
政策上、新規取得や更新にこれまでより時間がかかっている傾向がある。
ブランドが重要です。売れている銘柄は純米大吟醸です。多い時は1カ月で1コンテナ、そうでなければ2か月に1コンテナ入荷します。
通常1 週間輸入にかかるところ、3週間から1カ月かかるため、倉庫や冷蔵庫を借りる費用が多くかかります。
マレーシアへの日本からの食品輸出に規制につきましては、マレーシアへの輸出に規制がある食品は何ですか? |輸出規制に記載しています。
本記事が、マレーシアへ食品輸出を検討する方のお役に立てば幸いです。
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※本記事は執筆辞典2021年1月現在の情報です。ライセンスや輸入の条件が変更されることがあります。
アルコール飲料輸入の条件
・アルコール度数2%を超える酒類がアルコール飲料とされる。・酒類に応じたアルコール度数の下限および上限規制がある。
アルコール度数12%以降~20%以下(1985年食品規則361(1))
Sochu(焼酎)のアルコール度数は16%以上
アルコール輸入・販売に必要なライセンス
・卸売・小売許可(WRTライセンス)(外資が51%以上出資する企業の場合)・酒類輸入ライセンス(Import License)
・酒類輸入ライセンス(商品毎に輸入申請必要)
・ディストリビューションライセンス(卸売りを行う場合)
販売ライセンスの規制
クアラルンプール(KL)では、酒類販売ライセンスを2020年6月2日付けで凍結すると発表された。(所在する地区政府により規制が異なる)政策上、新規取得や更新にこれまでより時間がかかっている傾向がある。
日本酒の需要拡大
日本からマレーシアへの食品の輸入額の1位はアルコール飲料(2019年現在)であり、需要は今も伸び続けている。コロナ禍の日本酒の市場動向
マレーシアでは最近どんな日本酒が売れていますか?
2019年からの日本酒のトレンドは高品質なものへ推移しています。ブランドが重要です。売れている銘柄は純米大吟醸です。多い時は1カ月で1コンテナ、そうでなければ2か月に1コンテナ入荷します。
日本酒の販売にはコロナの影響はありましたか?
レストランには大きな影響が出ています。コロナの影響下でSOPを守って営業する必要があります。2021年1月現在マレーシアではレストランは持ち帰り営業のみで、店内での飲食は許可されていません。その分、家で飲酒をする人が増えたことから、私たちのような酒の卸売り業界は非常に好調です。酒類販売ライセンス(Liquor License)は2020年6月以降地域によって新規発給が凍結されていますが、販売に影響はありますか?
物流の面で影響があります。ライセンスを持つ業者のペーパーワークやプロセスが増えたため、リードタイムを長めに取る必要が出てきました。通常1 週間輸入にかかるところ、3週間から1カ月かかるため、倉庫や冷蔵庫を借りる費用が多くかかります。
マレーシアへの日本からの食品輸出に規制につきましては、マレーシアへの輸出に規制がある食品は何ですか? |輸出規制に記載しています。
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